数理音響学研究室

呼吸音による睡眠時無呼吸症候群の簡易診断

キーワード:睡眠時無呼吸症候群,呼吸音,いびき,医療,診断,無呼吸,低呼吸

概要

呼吸音(いびき)を用いて睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易診断を行う技術の開発を進めている。

SASは倦怠感をはじめ、肩こり、頭痛、日中の強い眠気等を生じる病である。2003年には山陽新幹線で運転手が居眠りしオーバランするといった事故も現実に発生しており、社会的な問題となっている。SASはほとんどの場合で自覚症状がなく、定期的な検査により早期発見することが重要である。一般的なSASの検査方法には終夜睡眠ポリグラフ検査法、パルスオキシメーター等が知られている。これらは精度こそ高いものの、高い検査費用を要する入院検査であるため気軽に検査を受けづらい。また、検査機器を装着せねばならないことから普段と同じ自然な睡眠状態で検査できないことも気軽な検査を妨げる一因となっている。近年ではスマートフォンの普及とも相まって、睡眠に関するアプリが多数公開されているが、これらはSASの診断に特化したアプリではないため診断精度に保証がない。以上のように現在SASの検査を気軽に受けられるとは言えず、簡易診断システムの開発が望まれている。

現在はJSPS科研費24500213の助成を受け,スマートフォンを利用した高精度かつ低コストな簡易診断技術の開発を進めている。

関連情報

担当者
中島 弘史(情報学部コンピュータ科学科 准教授)
三好 和憲(情報学部コンピュータ科学科 教授)
分野
電気・電子、情報・通信
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